「小さな拠点」をつくる (図解でわかる田園回帰1%戦略)

「小さな拠点」をつくる (図解でわかる田園回帰1%戦略)の詳細

中山間地域において、既存の縦割りの組織では、非効率で一つ一つが成り立たなくなってきている。そこで合わせ技でそれらを解決しようというのが、総務省、国交省も提案している「小さな拠点」である。本書では、形式ありきでなく、ボトムアップでそれぞれの地域の実情にあったハブとなる小さな拠点をつくる道筋を示してくれる。そして、小さな拠点の本質は課題解決という表面的なことでなく、現在の「今だけ、自分だけ、お金だけ」という社会のあり方まで変える可能性があり、それを追求すべきという未来志向の考え方を示している。したがって、本書は教科書的に読むのではなく、あくまで、足を自らの地域において活動するときに、世の中や歴史のなかでの位置づけを確認するための参考書として読まれる本だと思います。いずれにしても、元気がでる本です。