夢みる巨大仏東日本の大仏たち KanKanTrip Japan

夢みる巨大仏東日本の大仏たち KanKanTrip Japanの詳細

飲み会まで少しだけ時間があったので新宿の紀伊國屋をぶらぶらしていたら地下の旅コーナーで一番目立つところに置いてあったので、手に取ってみました。思わず読み込んでしまい遅刻しそうになりました。発売当日だったのですね。とにかくデカいものというのは人工の建造物、岩、木、仏像、なんでもそうですが、その圧倒的な存在感に無条件で感動することが多いですね。本書も牛久大仏のそのデカさに圧倒され魅了されてしまったプロカメラマンが全国の巨大仏を訪れたなかから東日本にエリアを限定して巨大な仏像を紹介しています。この1枚を撮るのにどれくらい待ったのだろう、どれくらい歩いたのだろう。きっと相当な時間と手間をかけて 撮ってきたであろう写真。その仏像を魅せるのにどのアングルがベストであるのかを考えまくって試しまくって撮った渾身の1枚が並んでいるのだな、ということが伝わってきました。基本的にカメラマン自身の目線で撮っているので、借り物で加工しまくった写真でもなく、ドローンで撮った自分の目でそのアングルが見られないような写真でもないので、本書を持って旅先で同じ構図で撮るための参考にもなります。巨大仏だけでなく、山形の十六羅漢岩や秩父の不動明王など、個性あふれる仏像も取り上げています。購入前にインスタhandacamera_daibutuで作品をチェックするとミスマッチも起きないのでよいと思います。あとがきを読んで人柄が伝わりました。今後もこの方の撮った関西版や全国版の続 編も楽しみにしております。子育てが落ち着いたらいつかは中国やミャンマー、タイなどにある巨大仏も紹介してほしいです。